こんにちは。
奈良県立大学 地域創造学部
都市文化コモンズ所属4年の
がえです。
卒業論文を書き終え、
無事卒業判定をいただきましたっ!
わーいわーい嬉しいなっ
今回は卒論後記として今の私が思っていることを綴っていきたいと思います。
ただ、先生からは後輩がゼミを決めるときにこのブログ読んでるみたいだから、しっかりブログ書いてねと言われているので読み手を意識して書きます。がんばります。
やはり、皆さんが知りたいのは
松岡ゼミとはどんなゼミなのか!?
ゼミ生はどんな論文を書いたのか!?
そのゼミに所属した後はどんな進路を進んだのか!?
というところではないでしょうか。
(わたしもゼミを決めるときこのブログ読みました。でもなんかなんとなく、その当時の記事だと面白そうだけど何をするんか、とかあんましわからやんなぁ〜と思っていました。)
ではまず、松岡ゼミはどんなゼミか。
一つの単語で表すと
「自由」だと思います。
どのように、というところを説明していくと、
ゼミのテーマも、ゼミの成果物も、ゼミの取り組みも、ゼミの頻度も、時間も、何もかも、自由です。ほとんどがゼミ生の判断で決まっています。(なので、先生からのこーしろーあーしろーというのがある方がやりやすいなぁって人には難しい環境かもしれません。)
私にはこの形態のゼミは合っていました。自身が物理的にいろんな場所で活動をしていたので柔軟に対応できましたし、なにより自分たちにとって身近なことやモノをテーマに扱うことができたのが良かったと思っています。
また先生はとても優しい、というか優しすぎるというか、先生感のない、近所の物知りのお兄さん(言い過ぎかもしれません)という感じです。なのでゼミ中も堅苦しくなる感じはほとんどなく、修羅場もなく、程よい距離感で話ができます。先生が旅行に行ったらお土産も買ってきてくれます。(あと奥さんのことがとても好きな方です。)
なのでゼミも和やかに進みますし、ゆるっとふわっと自分たちのペースで進められるので張り詰めた空気とか緊張感が苦手なわたしにはすごく良い環境でした。
ゼミ生の論文のテーマについてはブログ内のキーワードにもあるように多種多様です。今になって思うと4期生が扱っていたテーマもばらっばらだったなとおもいます。
みんながテーマに行き着くまですごく時間がかかりました。(一番時間がかかったのは私です。)なぜこんなに時間かかったのかなーーっと考えたとき、頭に浮かんだのはゼミの一番最初の課題です。
上野千鶴子さんの「情報生産者になる」という新書を全員で読むことになります。
(自由っていいながら課題はあるんだ、、、となりますね、すみません。)
この本を要約すると自身の経験や考えから生み出される情報こそが発信する意義があるものだ、というものです。
松岡ゼミはこの考え方が土台となってゼミの活動が進められます。
つまり、自分たちの身の回りの違和感や疑問を研究テーマとし、それぞれの経験や知識や体験をベースに研究を進めていくのです。
(ゼミが自由であるのも、これに基づいているのかなとおもいます。)
経験や知識と簡単に言いますが、私たちを取り巻く環境はたくさんの情報が毎日のように与えられ、自身の興味を超えたものが街中にたくさん溢れています。
私自身たくさんのものに興味を示すタイプであったため、一つのテーマに絞り込むのがとても難しかったです。
もし今、興味のあるテーマは?と聞かれれば、今日は3.13ですが、少し前まで多くのメディアで取り扱われていた東日本大震災から10年について調べたい、というだろうし、1年前に聞かれれば就職活動について調べたいと言っていたと思います。
テーマが決まらずにいるとなかなか動き出せずモチベーションも下がってしまい、ゼミの活動が億劫になる時期もありました。
ですが松岡ゼミで良かったと思うのは、自身のテーマを自身で決めることができること、自身の身の回りの疑問を取り上げることができたことです。自分の興味のあることだからこそ真剣に取り組むことができ、研究を始めるにあたっても予備知識が多くついた状態で始めることができたのがとても良かったです。本来研究はこうあるべきなのかもしれませんが、私自身、小さい頃から疑問を抱えていたコミュニティを取り上げることができたのがとても良かったです。
また奈県はご存知の通り少人数のゼミ活動が基本だからこそ全員がお互いの研究を理解した上で発表をしたり、意見したりできます。みんなの真剣に研究している姿を見てわたしも力を貰いました。
私が最終的に絞ったテーマは大学生協というコミュニティについて、というものです。4年間大学生協の協同組合活動に携わったことと理想の地域コミュニティを考えていた私にとっては最善のテーマを決めることができたと思っています。
テーマが決まってから提出までおよそ6ヶ月あまりだったので正直時間は足りませんでしたが、最終発表の際に先生からお聞きしたことがとても印象的でした。
1期生の私もよく知っている先輩がおっしゃったことで、卒論のテーマを卒業しても考え続けるのが大事だと仰ったらしいです。
時間が足りずに書き上げた論文ではありましたが、私はこれを聞いて、確かに自分自身の身の回りの疑問はいつまでも考え続けていいんだ!と気づくことができました。
つまり何が言いたいかというと、卒業論文がゴールなのではなく、卒業しても考えられるようなテーマを取り扱うことができるのがこのゼミの特徴であるということです。
最後に進路について。ゼミ生のみんながどこに進むかは正直あまり知りません笑
卒業後、私はコミュニティプランナーという職につきます。
本当は2020年7月の時点で内定をいただいていたのはハード面(図面を書いて建物を建築する仕事でした、)のまちづくりの仕事でしたが卒論を書きながら、やはり自分はコミュニティに携わった仕事がしたい!と考え、卒業論文を執筆しながら就職活動を再開しました。
今思えば無茶なことをやったなと思いますが、人生のことを思うと間違っていなかったと感じます。
4年間学んだコミュニティを仕事にし、社会に生かし、自身の理想の街やコミュニティを形成していきたいと思っています。
不安はもちろんありますが、これまでの経験を活かせる職場で、卒論では書ききれなかった、調査できなかったいろんなことを体験し自分なりの研究の答えを導き出せればと思っています。
最終的になんかごちゃっといっぱい書きましたがゼミのこと、テーマについて、進路について書けたかなと思います。
もっと話が聞きたいなーっという皆さんはぜひ連絡ください。おしゃべりなのでなんでもお伝えしますよ!(インスタのアカウントです…@kanagae_817)(ゼミブログで自分の連絡先載せるのじわりますね)
最後にゼミのみんな、松岡先生、2年間とてもテキトーな私に付きあってくれてありがとうございました!
またどこかで会いましょ〜!!!!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。ゆびはーとです。
(4期生 がえ)