【vol.153】好きなことを好きと伝えられる場って大事(7期生 あや)

こんにちは~!
今回は4回生のあやがブログを書きます(^^)

私は1月末にやっと就活を終え、バイトもやめ、2月に入ってからは未読だった本を1日中読んだり、サブスクで気になっていた映画を2、3本続けて観たりと夢見ていたグータラ生活を送っております✌

そしてブログの締め切り日を明日にむかえた今、後回しにしていたブログにやっと手を付け始めたところです。

さて、卒論もゼミもおわり、残るは卒業式のみ。
あっという間に大学生活も終わり…ってなにがなんでも早すぎる!なんかの間違いであってくれー!
そんな心の叫びもむなしく、4月から社会人になるという受け入れがたい現実が待ち構えています(´;ω;`)

私たちは入学時に丁度コロナ禍に入ったこともあり、大学生になった実感がないまま卒業まできてしまった感じがあり、正直あと2年は大学生でいたいです(笑)

私は2回生のときからずっと松岡ゼミ生でした。
1回生のときから漠然とサブカルチャーには興味を持っていましたが、特に「これに興味ある!」とか「これが研究したい!」とかはなかったので、「どんな研究テーマでもウェルカム!」といった感じの松岡ゼミに入るほかないと思い松岡ゼミを選択しました。

松岡ゼミに入るまでは、自分の興味のあることや好きなことを自分から話すことはあまり無く、すごく親しくなった友人くらいにしか話していませんでした。
話す相手と好きなことが共通していれば話しますが、そうでない場合、一方通行の会話になってしまうような気がしていたからです。
まあ、もともと自分のことを話すより、相手の話を聞く方が純粋に好きだったという理由もあります。

しかし、松岡ゼミに入ってから、「最近こういうことを思っていて…」といった私自身に関する話をする機会が増えました。
それは、松岡ゼミには周りの目とかほぼ気にせず、限りなく自由に自分の興味のあることを研究テーマに設定できる、また研究テーマに関わらずとも自由な対話ができる、そんな場があったからです。

話を絶対に否定することなくまず受け入れてくれるゼミ生のみんなや松岡先生がいてくださったことで、「私ってこんなことにも興味持ってたんだ!」とか「実はこれが好きだったんだ!」と自分の新たな一面に気付くことができました。

そしてそういった経験の中で、私は卒業論文のテーマを決めることができました。
というのも、テーマが決まったきっかけがゼミ内で自由に意見を交流するフリートークにあったのです。

私はその時(今もですが)ホラー関連の動画にはまっていて、「心霊現象とかって信じる?」という怪しすぎる話題をフリートークにぶっこんだのです。
その時は正直大学生にもなって心霊がどうのこうのってバカにされるんじゃないか、という思いも少しはあって、まあでもバカにされても別に仕方ないか、くらいに思っていました。
そんな心配とは裏腹に、実際はゼミ生のみんなや松岡先生は白けた顔をすることなど一切なく話を聞き、良い感じに話を広げてくださいました。

実はそのフリートークを踏まえて書いたのが、約1年前の「「心霊現象」はただの勘違い?それとも「幽霊」のせい?」というタイトルのブログになるのです。

小学生のときは「怪談レストラン」というアニメを観ていたり、図書室で「学校の怪談」を毎回借りたりと、もともとホラー関連のことに対しては何となく気になるんだよな~という自覚はありましたが、強烈に好き!という自覚まではありませんでした。

しかしこのフリートークを通して、ホラー関連の話をするとこんなにワクワクして、話をすればするほど疑問がでてくる、そしてそれを心から調べてみたい!と思える自分の新たな一面に気付くことができました。

こういった流れで恐怖や不安をエンタメとして楽しむ現象に興味を持ち、ホラーコンテンツの流行と日本社会の関連性を調べる卒業論文を書こう!と決意しました。
最終的には「ホラーコンテンツと日本社会の変容―〈反現実〉のモードから考える恐怖の文化―」というテーマの卒業論文になりました。

就活とバイトと並行しながらだったので時間的な面で「卒論完成させるのしんどっ!」と思うことはありましたが、卒論に取り組むこと自体は、本当に自分の興味あることに真剣になれた時間でもあったので、そういった点ではすごく楽しかったし良い経験になったと思います。

そして、これは卒論に取り組むときだけではなく、就活をしていても強く感じたことですが、自分自身がどんな人間か自分の中で考え込んでいても結局よくわからないままでも、人とのほんの些細な会話や交流が、自分について知る大きなきっかけになるということです。
それこそゼミであったり、他にも環境を変えて初対面の人と話してみたりすると、「あやさんってこういうの向いてそう」とか言ってもらえたりして、「あ、自分ってこんな一面ある人間なんや」と思うことが多々ありました。

話はちょっと変わりますが…

こんなこと言ってる私でも、ゼミに行くのがめんどくさいと思ったことが1回も無い、というわけではありません。
外見的に「真面目そう」と思われることが多い私でも、そりゃあ布団が恋しすぎてなぜこの布団から離れてまでゼミに行かないといけないのかと思ったことはあります(笑)

ただ、ゼミに行くのが嫌だと思ったことは最後まで1回もありませんでした。
高校までの学生生活の中では、人間関係やら部活のことで嫌なことがあり学校に本気で行きたくないと思ったことは少なからずありましたし、大学に入ってからも他の講義などに出席するのが嫌だなと思ったことは何回かあります。
しかし、ゼミではこういった感覚を味わうことがありませんでした。

それは、ゼミ生のみんなとおしゃべりできるのは純粋に楽しかったし、
それぞれ自由に意見を出し合い色々な目線から物事を考え価値観の相違に気付ける社会学はとても面白いと感じていたからです。

毎週ゼミに出席していると、この環境があることが当たり前のように思っていましたが、卒業を控えた今、これは決して当たり前の環境ではなく終わってしまうものだと実感し、寂しさをひしひしと感じています。

私は今までいた実家から離れる予定もあり、「大学を卒業してからもこんな環境に出会えるんかな?人見知りもあるし、かなり難しいんちゃうかなぁ…」と実は結構不安に思ってたりもします。

それくらい、このメンバーと共に松岡ゼミに所属できたのは奇跡的なことだと思っています!

大学生になってからの人との出会いは決して多いとは言えないし、新しくできた友達も少ないです。でもこの時期のゼミでの縁は、私の人生においてはトップ3に入るくらい大切な縁だったなと感じます。

ゼミ生のみんな、そして松岡先生、今まで本当にありがとうございました!!

そして最後まで読んでいただいた方もありがとうございました(^^)/

(7期生 あや)

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